今日は御蔵島に来ています。イルカウォチングの島として、最近は注目を浴びていますが、ありのまま自然が残る神秘的な島です。驚いたことに住民の半数近くが、島外からの移住者らしく島が混住社会となっていることです。他の東京諸島も同じことが言えるのですが、これからの島のコミュニティは島外からの様々な人たちの移住によって維持されていくように思えます。都会育ちの人たちにとっては、とても魅力的な地域ですから。島の斜面にへばりつくような集落は坂が多く、事故防止のため自転車は禁止だそうです。ここで育つ子供たちは足腰の強い人間に育つのだろうな、と思います。
イルカウォチングを軸とした観光もイルカや自然環境に配慮した取り組みが行われています。自然に対する厳しい規制、経済的な利益を安直に追わない、そんな姿勢が窺える島ですし、島外からの移住者は、役場、観光案内所や宿泊施設そして島外からのお嫁さんなど、あらゆる分野で活躍しているようです。地域の包容力を感じさせる島です。
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