準備期間のない無謀な挑戦だ、勝てっこないよ、バカなことするな、多くの反対意見がありました。
当然です。でも、このまま衰退していく島々をみているとつらいし、今、熱心に島で動きを創り出そうとしている
若い人たちに申し訳ない気がして。
我々が作り出してしまった島の現状を考えると、何とかしたいという気持ちが抑えきれなかった。
でも、時間の足りない中、選挙準備に献身的な応援をしていただいた方々、八丈島をはじめ神津島、式根島で
人の温かさ、優しさを再認識した選挙でした。
大島でお世話になる宿は、バリアフリーペンションすばる さん。伊豆諸島の中では唯一、都の認定を
受けています。障害を持つ方々が利用しやすいようにと、様々な工夫がこらされています。
エンジニアだったご主人と料理好きの奥様の人柄は勿論、おもてなしの心あふれる宿です。
海外のトリップアドバイザーからはエクセレントの評価を受けた、一度は泊まっていただきたい宿です。
タクシーの運転手さん 『ご乗車ありがとうございます。』 乗車と同時に、まず元気なあいさつ。 『シートはマッサージ機になっおります。どうぞご利用ください。』 『冷たいおしぼりをどうぞ』 『飴はいかがですか』 『ずいぶん、サービスがあるんですね』と、僕。 『えー、タクシーはサービス業ですから』 バックミラー越しに見える、運転手さんはニコニコしている。 景気の話、タクシー業界の話、楽しい話を聞かせていただいた。 本当に気持ちの良い、ひとときでした。 サンワードタクシーの中山さん、ありがとうございました。
高校時代からの友人が亡くなった。
すい臓がんだった。告知を受けてから1年、本人の遺志で献体した。
告知後は、実に冷静に自分を見ていた。自分が運営しているサイトでは、
悩み事の相談を受けていた。自宅には、相談者からのお礼の手紙が残
されていた。
何でもいい、何か、人の役に立ちたいが口癖だった。
遺体が戻ったら、生前の約束通り、散骨をしてあげたい。
東京の島々には、それぞれの自治体があり、それぞれの行政があります。当り前のことです。 それぞれの町村は、それぞれが持つ行政課題に懸命に取り組んでいます。当り前のことです。 それぞれの地域は、それぞれの特色があり、個性があります。当り前のことです。 それぞれの住民は、それぞれ。さまざまな意見や要望や希望を持っています、当り前のことです。 でも、東京諸島の政治状況は、一色です。当たり前・か・な?様々な対応が可能でしょうか?
今日は御蔵島に来ています。イルカウォチングの島として、最近は注目を浴びていますが、ありのまま自然が残る神秘的な島です。驚いたことに住民の半数近くが、島外からの移住者らしく島が混住社会となっていることです。他の東京諸島も同じことが言えるのですが、これからの島のコミュニティは島外からの様々な人たちの移住によって維持されていくように思えます。都会育ちの人たちにとっては、とても魅力的な地域ですから。島の斜面にへばりつくような集落は坂が多く、事故防止のため自転車は禁止だそうです。ここで育つ子供たちは足腰の強い人間に育つのだろうな、と思います。
イルカウォチングを軸とした観光もイルカや自然環境に配慮した取り組みが行われています。自然に対する厳しい規制、経済的な利益を安直に追わない、そんな姿勢が窺える島ですし、島外からの移住者は、役場、観光案内所や宿泊施設そして島外からのお嫁さんなど、あらゆる分野で活躍しているようです。地域の包容力を感じさせる島です。
八丈島にきています。八丈島の自然を守り、そのために積極的なの活動にしている女性たち、ふるさと、農業、交流を軸に八丈島の郷土愛を育む運動をされている人たち、島の暮らしの向上に行動を起こす女性グループ、子どもたちの教育に島ぐるみで取り組む皆さん、苦しい財政事情の中で高齢者介護の現場で苦労されている方々、個性あふれる民宿経営に努力されている方、本当に熱い人たちに出会うことができました。産業の不振や離島であるが故の暮らしの悩みなどを抱えながらも、諦めないで頑張っている皆さんには本当に勇気づけられました。
大島にすばるを見つけました。夜空に6個輝く星、ではありません。大島元町にあるバリアフリーペンション『すばる』です。でも、星空を眺めているような気持にさせてくれる宿です、その設立理念の最初の一節をご紹介します。≪この世のすべての人は豊かで幸福でなければならない。健常者も障害者も同じように自然のすばらしさ、美しさを満喫し、心の安らぎを得られる場を提供する事がペンション「すばる」創業の精神である。≫
東京都障害者休養ホーム事業をご存じでしょうか。障害者の保養を目的として、障害を持つ方とその付添いの方の宿泊費を助成する事業ですが、『すばる』は東京の島では、唯一、この事業に協力している宿泊施設です。ハード・ソフト両面で障害をもつ方にさまざまな配慮がなされた宿です。実際に天体望遠鏡やお風呂から夜空を観ることもできます。何よりも素晴らしいのは経営されている下田ご夫妻の人柄です。障害を持つ方だけではありません、健常者にもお薦めの宿です。 詳しくは、お近くの役所まで。
新島の親水公園レストハウスであしたばを練り込んだパスタを食べてみました。つい最近、あしたばの栽培農家が中心になって開発されたとのこと。あしたば独特の苦みとパスタのもちもち感が楽しめる絶妙の味でした。 あしたばは、まだまだ都内での認知度は低いようですが、健康食品としては、かなり前から多くの人たちの評価を得ています。 新たに地域の特産品を生かした二次製品づくりに取り組んでいる方々は、売ること、流通にのせることに苦労されているようですが、理想は地元で消費されることだと思います。民宿のメイン料理のちょっとした添え物に使うだけでも、お客さんの口コミ効果は大きいものです。地域をあげて積極的に応援する姿勢があれば、必ずや成功すると思うのですが・・・。
今、仕事で新島と式根島にきています。式根島は昔から変わらない風景が多く残されている魅力的な島です。俳優の渥美清さんが、生前、撮影でロケ地となった式根島に家族と来たがっていたということを新聞で知りましたが、その気持ちがよくわかります。
野趣あふれる温泉とおいしい魚料理、人情溢れる住民たちは、観光地としての基本的な要素をかねそなえています。漁師でもある、民宿のご主人の話を伺っていると、島の人たちが、自然を守り、地域の将来を真剣に考えていることが、ひしひしと伝わってきます。
観光と漁業が島にとって、重要な産業であることは島の多くの住民たちが理解していることなのですが、一方では公共事業で島を維持していこうと考える人たちもいます。社会資本の整備だ、本土との格差を無くすのだ、島にお金が落ちるのは公共事業が手っ取り早い、とコンクリートだらけの島にしてしまうのは、本当にもったいない気がしてなりません。自然を守ったり、エコな暮らしを実現するための公共事業がもっと増えてもいいはずなのですが・・・。
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